本山駅から徒歩1分の歯科医院|本山デンタルオフィス

ブログ(カテゴリー別)

デンタルインプラントの問題点5

院長 2015年11月30日 カテゴリー: インプラントの問題点

「インプラント治療をすすめる歯科医院の経営事情」最終回についてお話しします。
コンビニより多いとされる歯科医院。どんどん増え続けているのに、実は歯科に対するお国の予算は何十年もずーっと据え置きです。

つまり、歯科医院が増えれば増えるほど歯科医院間で一定の予算を分け合っているのが現状です。
これでは歯科医院の経営は悪化し続けます。経営を安定させるのは自費率をあげるしか方法はありません。
そこで、収益率の高いインプラントが蔓延するわけです。
どうでしょう?歯科医院のホームページを開いてみると必ずと言っていいほど、インプラントの宣伝、価格表が出てきます。

インプラント治療が多く行われるようになった背景には、社会保険制度と密接に関係しているのです。
つまり「インプラント治療をすすめる歯科医院の経営事情」はここにあるのです。

経営が苦しいのは当院も例外ではありません。しかし、患者さまの後々のことを考えると予知性の低いインプラントより
先が見える義歯の方を進めているのが現状です。

これまでインプラント治療について否定的な記事を書いてきました。
しかし、症例によっては義歯よりもインプラント治療の方が適している場合もわずかに存在します。
インプラントをすすめる歯科医院イコール「悪」ということではありません。

とにかくインプラント治療を始める前に主治医にインプラント治療のメリットばかりでなく、
デメリットについても、詳しく聞いてから行ってください。

※この記事は全てのデンタルインプラントの全てを否定するものではありません。

とりあえず「デンタルインプラントの問題点」はこれで一旦終了します。

デンタルインプラントの問題点4

院長 2015年11月2日 カテゴリー: インプラントの問題点

 なくなった歯に対して行ったインプラント治療。はたして、治療後のお口の中の状態を何年維持できるでしょうか?
多くの患者様は、インプラント治療後も虫歯や歯槽膿漏などで、他の歯をダメにしてしまい抜くことを経験しているはずです。

さて、抜いたところはどうしましょう?
普通に考えると、また追加のインプラントです。
ある場所は、自分の歯と同じように噛めるインプラント、他の場所は取り外し式の入れ歯。これではインプラントを行った意味があまりありません。
つまり、インプラントを一度やると、その後もずっとインプラントです。

ただ、現実的には追加のインプラントを埋め込むにあたり、太い神経に近かったり、骨の幅がなかったりと様々な理由で、インプラントを治療ができない場合があります。
ここ最近、インプラントと取り外しの入れ歯の組み合わせの患者様を多く見かけるようになってきました。
おそらく、前述の理由でおかしな組み合わせになってしまったのではないでかと推測されます。

我々歯科医師は、患者様のずっと先の将来まで考えて治療しなければなりません。
患者様は、インプラント治療を受ける前にもう一度、ご自身の10年先のことまで考えて治療を受けるようにしてください。

次回は最終回で「インプラント治療をすすめる歯科医院の経営事情」についてお話しします。

デンタルインプラントの問題点3

院長 2015年10月25日 カテゴリー: インプラントの問題点

 インプラントを長期機能させるには歯ブラシがとても重要です。
すでに、インプラント入っている患者様の中には「定期的に歯医者でクリーニングしているから大丈夫」
と思ってらっしゃる方が結構いらっしゃいます。それは、間違いです。
お口の中のばい菌は、食べ物を食べた後、数分で増殖してしまいます。
ですから毎食後自分で掃除するのが基本となります。
定期的に歯医者で行うクリーニングは、石になって歯ブラシで取れないものを掃除しているだけです。

さて、インプラント患者様が、将来寝たきりになった場合、どなたが歯ブラシをしてくれるのでしょうか?
しかも、毎食後ごとにスクラビング法を中心としたきちんとした歯ブラシをです。
もちろん誰もやってくれません。介護の現場は忙しいのです。ヘルパーさんやご家族もそこまで時間がありません。
歯ブラシがきちんとできないと、お口の中の細菌が増殖して、インプラント周囲炎になります。
これらの菌は誤嚥性肺炎を引き起こす大きな一因になっていると思います。

インプラント治療を行う年齢は経験上50歳から60歳以上が多いです。
下手をすると20年経たないうちに寝たきりになるかもしれません。
インプラントが日本で急速に普及して20年以上が経ちます。
介護の現場ではすでにこのような問題が起こっているのです。
インプラントが入っている寝たきりの方の「口の臭いは凄い!」ということは、
ケアマネ、ヘルパー、介護福祉士、往診の衛生士はみんな知っています。
知らないのは歯科医師の多くと、これからインプラント治療を受けようとする患者だけです。

インプラント治療を行う前にもう一度よく考えてください。

次は「インプラント治療を一回受けたら次もインプラント?」です。

デンタルインプラントの問題点2

院長 2015年10月17日 カテゴリー: インプラントの問題点

 さて、今回はインプラントのパーツについてお話しします。
現在インプラントのメーカーは山ほどあります。
日本で流通しているインプラントは有名どころだけでも10社を軽く超えます。
当院でも他院で施術された色々な種類のインプラントを見ることがあります。
さて、インプラントが壊れた場合、他院で「修理できるの」

答えは、ほとんど「無理」

なぜならインプラントのパーツはメーカーごとの専用になっています。
互換性はほとんどありません。
それじゃ取り寄せれば?となるのですが、見ただけでは、
どこのメーカーのインプラントが埋め込まれているか判別は極めて難しいです。

過去にインプラントだけ打ち込まれて、院長とトラブルがあったみたいで、
続きをやってほしい、と来院された患者様がいらっしゃいました。
そこで、施術した医院に電話連絡して、インプラントのメーカーやサイズを教えてもらいました。
ところがネジを締めるドライバーも専用で、さすがにそこまで準備するとなると、
どんでもない額を患者様に負担していただく必要がありました。
結局施術した歯科医院に帰っていただきました。

もし、施術した歯科医院が廃院したら?患者様はさまようことになります。
おそらくそのような事例はすでに発生しているのではないでしょうか?

インプラントは治療法のオプションとしては素晴らしいものがあります。
しかし、それ以上に多くの問題点があります。よく考えてから行うようにしてください。

次は、「寝たきりになった場合どうなるか」介護の現場からのお話を交えてお話ししたいと思います。

※本記事はインプラント治療を全面的に否定するものではありません。

デンタルインプラントの問題点

院長 2015年10月12日 カテゴリー: インプラントの問題点

何回かに分けてデンタルインプラントの問題点についてお話ししたいと思います。
ちなみに当医院ではインプラントについては否定的です。喰わず嫌いではなく
20年以上前から積極的にインプラント治療をやってみての経験側からのお話です。
0867001002
インプラントの作りはおおよそ上の図のようになっています。
私が経験した一番のトラブルはアバットメントのネジの破断です。
これが、実に厄介でインプラント本体に折れたネジが残るのです。
とても小さなもので、なかなか破折したネジを取ることができません。
それでは取ることができなかった場合はどうなるか?骨を削ってインプラント本体ごと取ることになります。
これは、インプラントを打ち込む手術の何倍も患者さまに負担をかけることになります。
そして、インプラントを打ち込むことはできても、除去できる先生はこれよりはるかに少ないです。
ちなみに私もインプラントの除去はできません。

まだまだ患者さまの知らないところで多くの問題を抱えているインプラント治療です。
次はインプラントのパーツの互換性についてお話をします。

TOPへ